関西大学第一高校「バンク・バン・レッスン」を見て

まず、前説が今まで見たいろんな高校の公演の諸注意などとは違い、面白く見ることができました。初めはどうしてそういった前説なのかと不思議でしたが、本編と上手く繋がっていて納得できました。

観劇前に「バンク・バン・レッスン」は90分の劇だと言うことを聞いていたのですが、内容は50分間にまとめられており、とてもテンポが良く、見ていて飽きない芝居でした。

「手を上げろ!」という一言から始まったこの芝居は、小さな銀行での銀行強盗のシュミレーションを行う話でした。警備会社の男性二人が強盗に扮しているのですが、それを本物と間違えた、とある一組の男女もシュミレーションに加わることになります。

照明は基本ベタ明かりで、時々サスに変わったりといった変化で、シンプルでしたが、それが舞台と上手く調和していたと思います。パトカーのランプ用の照明を花道に仕込んでいたのには、意表をつかれました。

装置も至ってシンプルでしたが、それに頼らずとも役者の皆さんが生き生きと元気いっぱいに舞台を走り回っていたので、とても楽しく見させていただきました。

お客さんも笑いが多く、終始楽しい雰囲気でした。

関西大学第一高校の皆さん、本番、お疲れ様でした。

当番校  北摂つばさ高校