清風南海高校さん 十七歳の駅 観劇レポート

7月23日()18時からシアトリカル應典院で上演された清風南海高校「十七歳の駅」を観てきました。

 

 お芝居の内容も、部員の皆さんの演技も、大道具や音響・照明も、どれも素晴らしく、私完璧な舞台が作れたらな~」と思わせられました。

 

最初の場面で、ユキとクルミが言いたいことを言っていくクルミの演技に鳥肌が立ちました。表情もすごくて、思わず自分に言われているような感じがしました。

 

かなでと華子の早着替え、すごかったです。そして、カノの先輩っぽい堂々とした演技もよかったです。お姉さんという感じがしました。

 

そして、役者のセリフに合わせて音響や照明がピタッとタイミングが合っていてすごかったです。スムーズに転換していくシーンの連続に、次第にお芝居の世界に引き込まれていきました。部員みんなが心を一つにして練習に取り組まれたということがわかりました。

 

また、感情表現がとてもはっきりとしていて、ユキやクルミの思いがこちらへ流れてくるようでした。演技力の高さに、同じ高校生とは思えないという驚きを感じました。

 

特に、クルミが「雨」や「晴れ」と言った時に、部員たちが一斉に泣いたり笑ったりとする場面がそろっていてすごかったです。

 

雷が鳴る場面、大音量の雷と同時に地面が響くような感じがして、これからどうなるんだ、と思いました。

 

大道具や装置の使い方がとても効果的でした。階段状の平台が左右に配置され、上下の動きがありました。人が座れるくらいの箱を動かして場面を転換されていました。その箱の移動のさせ方がスムーズで全く違和感もなかったです。箱の位置が変わるだけで、あれだけの世界観を表現できるのがすごいと思いました。

 

とにかく、皆さんのセリフの一音一音がはきはきとしていてすごく聞き取りやすかったです。観ている私たちの心にストレートに響いてきました。

 

集中力の高い熱演に多くのことを勉強させていただきました。また機会があったら是非観せていただきたいと思います。

 

清風南海高校の皆さん、本番お疲れ様でした。

 

当番校 大阪府教育センター附属高校