箕面高校 CHIN! ~Aが盗まれた★~ 観劇レポート

あずが解凍を怪盗と勘違いする事から始まるギャグ物語。

個人的に感じたことは、動きの大きさでした。
会場を端から端をのびのびと使い、それぞれの動きも大きく表現していて凄いなと思いました。

中でも部長である上西さんの表現力はずば抜けていたように感じました。
役者だけではなく、裏方の方々も素晴らしかったです。
音響のタイミングもバッチリで、照明も上手く使えていて良かったなと思いました。

劇中で良かったシーンは電子レンジが盗まれた時、部員が騒ぎだすところと、
あずの1人で喋りだすシーンです。

特にあずの1人で喋りだすシーンは、上西さんの表現力が最大限に出されていてとても印象に残っています。

このように、個々のレベルの高さを実感させられる劇でした。
元気とパワーがもらえる、素晴らしい劇だったと思います。


私が特に気に入ってるところはあずがアマゾン部から帰ってきた時に1人芝居をしているところが特に面白かったです。
また、探偵部が登場するときのシーンが個性的でした。
はるみと西田先輩との絡みも面白かったです。
西田先輩は尻にしかれるタイプですね笑。
一人一人のキャラがちゃんと立っていて見ていてあきない劇でした。
たくさん笑わせて見させてもらいました。


箕面高校さんの演技を見させていただいてかんじたことは“キャラクターの濃さ”です。個々のキャラクターが立っていてインパクトがあります。全員動きにキレがあり印象に残っていないキャラクターがいないことにも、びっくりしました。ちゃんと作られてるからこそ今、主になってる人達からパッと後ろの人達を見たときも飽きない濃さ。
ですが、みんなそれぞれが濃いけどケンカはしてない。ちょうどいいバランスでした。劇の中に出てくるキャラが皆濃い中で、あそこまで一人一人のキャラが目立つ事ができていたのがすごいと思いました。

そして、探偵部のダンス。カイトウ部のももクロ。あれも引き込まれたなー笑

ほんと、見てる間ずっと笑っぱなしでした。


最初のお客様へのお願いの声が凄く聞こえやすくて、すごいと思いました。まだ物語が始まってもないのに、あっ!この演劇は絶対面白いやろな。と思いました。

物語が始まって、最初にお願いを言っていた子が出てきた時、明らかに同じ人なのに一瞬別人に見えました。瞬時に役に入っているのが分かり、驚きました。私も瞬時に役に入りこめるように頑張らないと!と思いました。(今も頑張ってますけどね。)

舞台に沢山の人数が同時に立っているときでも、一人一人が動いていて、端から見ていても全員が見えたのでストレス無く、楽しく見れました。

電話がかかってきたり、壁にぶつかったりするときのキャストさんの動きと音響さんの音がバッチリ合っていて、キャストさんと音響さんが何回も何回も練習したんだろうなと思うと、お互いを信頼するって大切だと感じました。


帽子が落ちてしまったり、スカートがめくれてしまった小さなアクシデントが起こった時に、慌てずにアドリブで台詞をいれていたのに驚きました。『もともと台本にあったのか』と思うほど違和感が無かったです。もし本番にそんな事が起きても慌てないぐらいの余裕を心にもてるぐらい練習しないといけないなと思いました。

 

舞台を半分ずつ使い、次のシーンを用意している間に別のシーンをするということを良く考えたなと思いました。で、また開くとさっきの話の続きになっていたり、場面が変わっていたりしてすごいと思いました。閉まっているあいだに次の準備をするということは、音をたててはいけないし、準備が遅くなってもいけないのに、完璧に間に合っていたので沢山練習したんだろうなと感心しました。

 

照明がカラフルでコミカルな物語だったのでタイプが違う高校演劇を見ることが出来て凄く勉強になりました。


本当に楽しかった!!と言うことです。1年の方々も、同い年とは思えないほど上手で、僕も負けてられないなと思いました!! 2年3年の方々も、やはり素晴らしかったです。
これからの、僕の目標にしたい、いや、目標にすると思います!!『もっと練習を重ねないと』と改めて思う事ができたし、『アドリブももっと上手くなりたい』と思いました。今日は箕面高校演劇部の演劇に行けて良かったと思えました。

 

とにかく役者が楽しそうで、見てて楽しかったです。それぞれのキャラも個性的で、すぐに名前を覚えたりずっと印象に残っています。学年を感じさせない演技で、みんなが生き生きと劇をしていることが印象的でした。素晴らしかったです。


最後になりましたが、箕面高校さんお疲れさまでした。また機会があれば見させていただきたいです!

 

当番校 堺西高校