堺西「純喫茶」を観劇して

南陽子さんの『純喫茶』。この作品は個人的に僕が一年生のときからみたかった作品なのでとても楽しみでした。町のとある純喫茶。そこで4つのストーリーが入り混じっていてとても楽しかった作品でした。とくにすごいのが一年生、二年生、三年生と関係なしにみんな演技力が高かったです。かなり動作や、間をしっかり作らないといけない作品にもかかわらずひとりひとりがゆっくりと落ち着いて演技ができていたことに驚きを隠せませんでした。一年生はとてもはじめて少ししかたっていないようにはみえず、ひとりひとりが個性をしっかり持っていました。これから二年生、三年生になっていくのがすごく楽しみです!二年生、三年生の演技はさすがです!と思いながら落ち着いて見ることができました。何よりもみんなで作品の雰囲気を作って行こうという姿勢がすごく伝わってきたのがこの作品を成功させたことなんだと思いました。会場に入った瞬間に役者が演技をしていてこれを30分も!?とおもいながら、頑張れと思いながらみていました。しかもその役者が一年生と聞いたときは堺西さん、恐るべし。と心の中でひっそりとつぶやきました。会場をとても楽しい喫茶店に変えた堺西さんのこれからの作品が楽しみです!


淀川工科高校

箕面東観劇レポート 鶴見商業

箕面東高校観劇レポート

 初め舞台セットを見て圧倒されました。

 やがて照明が変わり、かごめかごめの歌が聞こえてきて、これからどんな物語が始

まるのかな、というとてもわくわくした気持ちになりました。

 照明の変化がとても綺麗で、いつのまにか劇の中に引き込まれていきました。

役者さんの声も会場全体に響いていて滑舌もよく、聞き取りやすくて、基礎が凄く出

来ているなあと感心させられました。

 過去のトラウマにとらえられて、鳥かごから抜けられない隼とカラス。自由を求め

て、鷹や智広、そして不死鳥との関わりを通し、やがて鳥かごから抜け出た時凄く感

動しました。

 箕面東高校演劇部のみなさん、素晴らしい劇をありがとうございました。

                               鶴見商業高校

7月30日南高校さん「おもちゃは箱を飛び出して」観劇レポート

南高校さんの劇は初めて観劇させていただきました。

名前から連想できるように、客入れの曲もおもちゃのチャチャチャなどなつかしい曲がたくさんでした。

舞台には、手作りのおもちゃ箱があり、まずそこからピエロとばあやと呼ばれる人形が飛び出して話が始まります。

それを見たとき、おもちゃは必ず夜になったら動いてる、と考えていたあの頃のことを思い出して懐かしくなりつつ、なんだかそんなことすっかり考えなくなった自分にさびしくりもしました。

新しい女の子の人形がくるとわくわくしてるピエロとキョンシー、人形界も人間と早々変わらないんだな、と感じました(笑)

ところどころにギャグシーンがあり、とても見やすかったです、

ばあや役の方はとても声も出ていて、一年と聞いて驚きました。

ピエロ役の方も、少年らしい動きがよくできていて、うらやましく感じました。

キョンシーの方の古畑さんのものまねも面白くてよかったです。

女の子の妄想シーン、あそこもとても好きでした。

照明もころがしを二回使っていて、使い方が素敵でした。

部員数もふくめ、似ているところがたくさんあったのでとても勉強になりました、

またぜひ機会があれば観たいです。

遅くなりましたが、

とても良い劇を観させていただき、ありがとうございました!

当番校:大阪女学院高校 寺谷妃菜

咲くやこの花高校「現代社会におけるケータイ依存」をみて

まず、客入れの時から流れる電話の音、黒電話のダイヤルの音にわくわくしました。
シリアスなのかな?と感じさせるタイトルに対し、内容は私達の身近にあるケータイ依存をコメディタッチで書かれたもので、かみ合わない会話、殺陣、B'zの歌に合わせてダンスしながらの転換等とても面白かったです。
中でも「電話の擬人化」というのが斬新で、その電話達の会話も、例えばポケベルがカップルをアベックと言ったり、黒電話はコードがあるから行動範囲が狭いなど、とことん作者さんのこの作品を書くにあたってのこだわりが見受けられ、良かったです。
ケータイ、というかメールが原因で人との関係がおかしくなってしまうという事は私達高校生間の問題の一つで、絵文字がないと怒っていると感じてしまうという事など共感出来る点がたくさんありました。
ラストへの展開が少々無理やりに感じる所がありましたが、各登場人物・電話達はキャラが立っていて、音、光も素敵でした。

咲くやこの花高校の皆様、お疲れ様でした。

 

担当:金蘭会高校

七月三十日(水)「ジャップ・ドール」観劇レポート

 ジャップ・ドールは20年以上前からある脚本。それなのに古いとは全く感じず、圧倒されました。金蘭会高校さんらしい元気で生き生きとした素晴らしいものでした。これが本当に高校演劇なのかという雰囲気もありながら、しかし若々しさとパワーが溢れてくる。そのような印象を受けました。

 役者さんが非常に生き生きとしていて、同じ年層ながらも若いって良いなと思いました。役者が多いということもあってその分エネルギーも増していったように思います。あの圧倒的な空気の中「ジャップ・ドール」と繰り返すあの声が今でもはっきりと残っています。2時間以上という上演時間に初めは驚きましたが、長いとは感じずあっというまに2時間が過ぎてしまいました。役の一人一人に魅力を感じ、感動しました。ジルバを追いかけていくポチ、モグラになりたいイチル、美味しいところを持って行ったオカマ達、お気に入りです。

 舞台美術もすごいものでした。地下をイメージさせるごつごつとしたパネルやセットに初めに圧倒されました。照明との合わせ技で更に効果を増していたのではないかと思います。持ち運ぶタイプのパネルの使い方もこのような使用方法もあるのだと思わされました。今後の参考とさせていただきたいです。最後の降らし物の馬酔木(あせび)の花の舞う仕掛けもとても綺麗で感動しました。

 今回観劇させていただいてたくさんのことを受け取り、学び、参考になりました。今後も金蘭会高校さん独特の世界で劇を創り上げていってほしいと思います。ありがとうございました。

担当:咲くやこの花 野入睦生

大阪産業大学附属高等学校さん『ノッキン・オン・どこでもドア』観劇レポート

舞台中央に設置された、幼い頃毎週金曜日に見た記憶のあるピンクのドア。
どこでもドア、…ではなくDドア。

ここからどんな人物が物体が出てくるのか様々な想像が広がりました。


尾崎と彼の部屋に突然やってきた稲垣という男との会話と、尾崎の過去の物語とが交差しながらお話が進んでいきます。


会話のテンポがよく、役者さんの声も聞き取りやすく、観ていてとても清々しかったです。

どの登場人物もキャラが濃く、特に投げキッスは当分忘れられません!笑


きっかけがぴったりな音響照明、役者さんも含めミスが無く、時間をかけてひとつ一つ、丁寧に創ってこられたのだなぁと感じました。

カテコの最後に、脚本・演出の方がおっしゃっていたことで、劇の終盤の台詞の意味がわかりました。
圧巻です…!


HPFの最後にぴったりなお芝居でした!
とっても楽しい80分間でした!


大阪産業大学附属高等学校の皆さん、お疲れさまでした!!



当番校  関西創価高校

 

淀川工科高校さん、遅くなってしまいました。

一言感想の時にも同じことを言わせてもらったのですが、2時間立ちで見させていただきました。
立ってることを忘れるくらい集中して見れました。
テンポも良く、多分セリフ間違えたかなぁ?
って思うところでも、自分でカバーしているのがすごいと思いました。
あと、ストップモーション!
めっちゃ綺麗でした!!

最後に本当に遅くなってしまい、すみませんでした。